DUNHILL FINE CUT

銘柄名DUNHILL FINE CUT
カナダンヒル・ファイン・カット
シリーズDUNHILL
分類アメリカ
種別紙巻たばこ
メーカーBritish American Tobacco(BAT)
発売年月2008年05月
タール値8mg
ニコチン値0.7mg
価格350円
本数20本
販売状況廃止
備考

レビュアー:Mebius ◆W21CA3MWwU
評価日:2008-09-21
レビュー:
●概説
ダンヒルの新作ブランドで、「ファインカット」という通常より細かく刻んだ葉を採用したことにより
絹のような極上のスムーズな味わいが楽しめるとのこと。
また「シールドエンド」と呼ばれる、先端を紙で覆うことにより、香りを逃がさない技術も特徴。
バージニア、バーレー、オリエントのブレンド。東京都限定発売。

●PK
濃紺地に、銀抜きで名前。下地には細かい線が無数に入っていて、少しだけザラザラしている。
上ぶたには小さく、ダンヒルライトでもおなじみのライオンロゴがある。
裏面には英文で、ファインカットとシールドエンドについての記載。
色がマイルドセブンみたいでダンヒルらしくないなと、最初見た時は思ったが
実際手にしてみると、紳士のブランドとして納得のデザイン。
ちなみにタバコのフィルターはシリーズ全部チャコール。

●SF
謳い文句通り、煙の質感は確かに滑らかでウェット。同じダンヒルでも、ライトとは正反対のふわふわの煙だ。
味はライトと同様に、バージニアのパンにも似たふっくらとした甘みがほとんど。
燃え進むと少しずつ酸味が出てくるが、甘さが主体のタバコには変わりない。
後味もすっきりしており、嫌な辛さや苦さはない。総じて目立った悪い所は見受けられない。

ただし、まとまっているが故の物足りなさはある。
ダンヒルライトに比べて甘さの香ばしさは薄らいでいると感じるし、アクセントとなる程度の辛さもないので
人によっては単調な甘さがダラダラ続くだけと取るかもしれない。ていうか、最初はそんな感想を持った。
あと燃焼時間は五分保たないぐらいなので、CPはあまり良くないか。

●結論
上質な滑らかさと癖のない甘さを楽しむタバコとしては優秀な出来。
同じ「ファインカット」のパーラメントプラチナムのように、尖った所がない万人向けタバコの最高峰。
物足りなさに関しては、この滑らかさのためには仕方ない。インパクトのある味や吸い応えが欲しいなら他所を当たるが吉。
なので物足りない派の私めは、常喫は考えていない。

そしてダンヒルライトと比較するなら、ライト好きが気に入るかは微妙なところ。
あのドライな煙は完全に失われているし、甘さについても米やパンのような香ばしさが減ってやや平坦。
私めは気にしないが、後味の辛さもないのでそこも気になるかもしれない。
なのでダンヒルライトとファインカットは別種と割り切るのが賢明だと思う。

★PK7 SF6 CP5 個7 他8(滑らかさ) 推奨→△(滑らかで吸い易いのは魅力的だが、味気なさは否めない)

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